任意継続の健康保険は脱退できないの?

お金

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昨年、退職後にかかるお金ということで健康保険料についての記事を書きました。

 

その中で、退職後も会社の健康保険組合に継続加入する(任意継続)という方法があることを書きました。僕も任意継続で退職後1年間、継続して加入してきました。

記事では「任意継続の加入期間は2年間で原則的に途中での脱退はできない」と書きましたが、途中でやめる方法はないのでしょうか?

 

退職後2年目になると国民年金保険の方が安くなる可能性

なぜこんなことを書くのかと言うと、退職後2年目からは国民年金保険に切り替えた方が保険料が安くなる可能性があるからです。

任意継続は退職時の標準報酬月額により決まります。よって保険料率や最高標準報酬月額の変更が無い限り、2年間同じ額を支払うことになります。

それに対し、国民健康保険は主に前年の所得によって保険料が変動します。

よって、退職1年目に所得が少なかった人は国民年金に切り替えた方が、保険料が安くなる可能性が高いのです。

*もちろん安くなるかはご本人での確認をお願い致します。確定申告書や源泉徴収票を市役所等に持っていけば保険料を教えてくれるでしょう。HP等で計算できる自治体もあります。

 

でも、「任意継続の加入期間は2年間で原則的に途中での脱退はできない」とされています。真っ向から「国保に切り替えます」と言っても基本的には脱退させてもらえません。

何か方法はないのでしょうか?

 

任意継続は保険料を払わなければ脱退となる

実は、任意継続の健康保険は「保険料を納付期限までに納付しないと翌日には資格喪失となる」のです。

よって、期日までにわざと保険料の支払いをしなければ翌日には資格を失うことになります。

資格を喪失すると、「任意継続被保険者資格喪失通知書」が送られてくるので、それを居住の市町村に持っていき手続きをすれば国民健康保険へ加入することができます。

 

注意点

注意しておくべき点がいくつかあります。

①支給金などは受けられなくなる

任意継続の場合でも、社員などと同じように傷病手当金や出産手当金を受給することができます。

当然、脱退すればこれらの支給金は受け取れなくなります。

その他、協会独自の制度などがある場合、それらは利用できなくなりますので注意が必要です。

保険料に大差がない場合はよく検討する必要があるでしょう。

 

②資格喪失後、保険証は使えない

それまで使用していた健保組合の保険証は返却する必要があります。資格喪失後に保険証を使用してしまうとかかった医療費を返却なくてはいけなくなります。

無保険とならないよう、資格喪失後は速やかに国民健康保険への切替手続を行いましょう。

 

③引き落としのままにしておくと自動的に継続されてしまう

保険料を毎月の口座引落にしている場合、そのままだと保険料が引落されてしまいます。

その場合は事前に納付書での支払いに切り替えておきましょう。

 

僕の場合は?

僕はこの4月から国民健康保険に切り替えました。

方法は上記のように3月末支払期限の保険料を支払わず、資格喪失となりました。

決めた理由は保険料

今年から標準報酬月額の上限が上がったので、昨年から保険料が約3万円上がり約46万円(年間)となってしまいました。

あまりにも高いので国民健康保険の金額を計算してみると約10万円(年間)

さすがに36万円の差は大きいので国民健康保険に切り替えることにしました。

国民健康保険料は居住の市町村区HPで計算できることが多いので確認してみて下さい。

 

ちなみに、4月の頭に健康保険組合から、

「保険料が支払われていませんが、どうしますか?継続したいなら今から払ってもらっても大丈夫ですよ。」

という電話が掛かってきました。

「翌日には資格喪失」と書かれてはいますが、実際には柔軟に対応しているんですね。

 

「やっぱり脱退させてくれないのかな」とも思ったのですが、「国民健康保険に切り替えたいと思ってるんですけど。。」と正直に言うと、

 

「それなら、資格喪失通知書を送りますんで、届いたら保険証送り返して下さいね~。」

とあっさり脱退を認めてくれました。

 

実際、このあたりは加入している健保組合によって対応が異なるかもしれません。基本的には脱退させてくれるとは思いますが。

 

まずは保険料を確認!

とにかく、まずは保険料を確認してみましょう。

前年の収入が少ない方は、国民健康保険に切り替えた方が安くなる可能性が高いです。

書いたように支給金などが受けられなくなったり、健保組合独自の制度が利用できなくなったりするので、デメリットもよく考えて決めましょう。

ただ、保険料の差が大きい場合は多少のデメリットがあっても国民健康保険に切り替えた方がいいと思います。