会社が人生のすべてではない

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先日、学生時代に同じゼミだった友人と10年ぶりくらいに飲みにいきました。

彼は大学では体育会のボート部に所属しており、明るく前向きで、仲間内でもみんなを引っ張っていくリーダー的な存在でした。

彼は大手の建設会社に就職し、20代のころから海外にも出張を繰り返すなどバリバリ活躍しているという噂は耳にしていました。

久しぶりに会う彼は鍛えられたスマートな体つきは変わらないものの、顔の表情からは生気が感じられず、昔の彼からは想像もつかない雰囲気を醸し出していました。

最初はお互いの近況を報告しあうような感じでしたが、酔いが回ってくると彼の口からは会社の愚痴ばかり出てくるようになりました。

最初は頷きながら聞いていましたが、だんだん聞くのも疲れてきたので、趣味や家族の話題を振っても、

「仕事ばかりで趣味や家族のために使う時間なんてない!」

とまた仕事の話に戻ってしまいます。

彼は完全に会社人間になってしまっていました。

 

会社以外の世界が無い彼の生活

Photo by Sean Pollock on Unsplash

彼の話は会社がすべてです。それ以外の世界の話は出てきません。

仕事関係以外の人と飲みに行くのも、相当久しぶりだったようです。

「正直、仕事関係以外の人とは何話していいかわからない。」

彼はそう言っていました。

僕のことは全く理解してくれなかった

当然、そんな彼にとって会社をやめてフラフラしている僕は全く理解できないようでした。

「会社やめて生活できるの?」

「資格取ったってそれだけじゃ食えないよ」

「家族がいるのに、そんなリスク背負うのはおかしいんじゃないの」

そんなわかり切った一般論を酔いに任せて矢継ぎ早に言われ、ちょっと僕も気分が悪くなってしまいました。

別に理解してほしかった訳ではありませんが、正直話をしていて全く楽しいと思えませんでした。

 

会社に染まった人の話はつまらない

Photo by Fabrizio Verrecchia on Unsplash

会社やめてから感じることですが、会社の話題しかネタがない人の話って本当につまらないんです。

会社の内輪ネタなんて他の人にとって何も面白くないですし、理解もできません。

ビジネスの成功・失敗談なら面白く聞けますが、内輪の人事ネタなんて知ったこっちゃありません。

会社以外に世界のない人は不思議とそのような話ばかりする傾向があるように思えます(会社がすべてなので当然と言えば当然ですが)。

一緒に飲んだ彼も「○○部長がバカ!現場のやり方がわかってない!」「うちの会社の業務プロセスには無駄が多すぎる!」とか言ってくだを巻いていました。僕が理解できるはずないにも関わらず。

お前これからどうしたいの?

途中から聞いてるのも苦痛になってきたので、こちらから質問を投げかけてみました。

「お前はこれからどうしたいと思ってるの?何か理想はないの?」と。

彼は考え込んでしまいました。

しばらく考え込んだ後、「そんなことわかんねえよ。今は目の前のことをこなすので精一杯だし。」との返答。

加えて、「理想って考えても無駄じゃね?どうせそんなの実現しないし。」と投げやりに言ってきました。


会社が人生のすべてではない

Photo by Bernard Hermant on Unsplash

彼の回答を聞き、僕は数年前の自分を見ているような思いになりました。

僕自身、会社以外に世界がありませんでしたし、彼のように理想なんて何も実現しないと考えていました。

「お前はどうしたいの?」なんて聞かれるの本当に嫌でした。おそらく彼も嫌な気分になったでしょう。

でも嫌な気持ちになるのは、自分の中には何か理想のようなものはあり、それをまだ諦めていないということの証拠です。

自分で直視したくない理想と現実のギャップを指摘されるので、嫌な気分になるのです。

 

ただ現実問題として、会社に依存した状態で自分の理想とする生き方を求めるのは無理があります。会社に依存する限りは会社の方針や指示に従わざるを得ません。

だから自分の理想とする生き方を実現したいと考えるのであれば、会社への依存度を減らしていくことが必要です。

いきなり会社を辞めろと言いたい訳ではありません。少しづつでもいいので、会社以外にも世界を広げて行くことが必要です。

そうすることで、人付き合いの幅が広がり、自分の世界を広げることができます。

僕も中小企業診断士の資格を取ってから、人とのつながりが増えて、刺激をもらっています。

本当に楽しいです。

いま所属している会社が人生のすべてではありません。少しづつでも外の世界に出ていくべきです。そして、理想と現実のギャップを埋めるべく行動しなくてはいけません。

そうすれば新たな人生への道が発見できるはずです。