独立した人に聞いた、成功する人・しない人の条件

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診断士の資格を取ってから、独立した人(診断士とは限らない)の話を聞くことが多くなりました。

診断士をはじめ税理士・社会保険労務士などの士業、webデザイナー、ITコンサルタント、飲食店経営者など様々な人と会い情報交換を続けています。

ただし、会った人たちすべてが成功している訳ではありません。

50人近くの独立した人たちに会いましたが、自分の力で安定的な収益を上げている人は半分にも満たないでしょう。

僕もこれから独立してやっていくにあたり、成功例や失敗談など様々な話を聞かせてもらいました。

今回はその人たちに聞いた話から見えてきた、フリーになって成功する人の条件を考えてみます。



フリーになって成功する人の特徴

僕が実際に近くで見てきた独立者や、独立して成功した人の話を聞くと、成功した人に多く見られる特徴は以下の3つです。

  • 会社員時代に大きな実績を上げている
  • 信頼できる人柄
  • 営業力がある

 

詳しく見ていきます。

 

会社員時代に大きな実績を上げている

一番成功確率が高いのはこのタイプの人でしょう。

会社員時代から大きな実績を上げてきた人です。

「大きな会社にいた」という意味ではありません。

大企業だろうが零細企業だろうが「実績を積み上げてきた人」です。

 

出会った人の中に独立1年目で1000万以上の収益を得た方がいました。中小企業庁の調査によると、フリーランスとして年間1000万円以上の手取り収入を得ている人は全体の2.7%しかいません。

フリーランスの手取り年収と貯金出典:中小企業庁平成27年度小規模企業白書 フリーランスの実態

半数以上のフリーランスが年収300万以下なので、1年目で1000万越えというのはすごい数字ですね。

その方は製造業のコンサルタントをやっています(診断士ではありません)。

工場の生産性改善、新製品開発、原価管理などを得意とし、顧問契約も数件あるとか。

話を聞くと、その方は大手の機械メーカーにおり、会社員時代から業界では有名な方だったとのこと。

当初は工場の生産管理を担当していましたが、開発員となり、最後は営業として販売の最前線に立っていたとのこと。

「名前で商売ができる」人だったので、特に営業をしなくてもフリーになってすぐに仕事が舞い込む状態だったようです。

 

また、飲食店開業直後から行列ができ、大きな売上をあげている飲食店のオーナーにも会いました。

彼も元々はホテルや料亭で修業を長年積んできました。最後は料理長兼店長として料理の腕だけではなく、社員やアルバイトのマネジメント業務も行っていたとのことです。

その時に学んだスキルを活かした上で、新しい感性を取り入れた和洋折衷の居酒屋をオープンさせて、1年で人気店に成長させました。

 

このように「サラリーマンでは上手くいかなかったけど、フリーになって一発逆転!」と意気込む人には大変残念なお知らせですが、フリーになってすぐに成功する人の大半はサラリーマン時代から実績を上げてきた人です。

「サラリーマンとしては全くダメだったけど、フリーランスになってすぐに大成功」なんてことは、ほとんどないのです。残念ながら。

もちろん実績がなくとも成功する人はいます。ただ、やはり時間はかなりかかるようです。

まぁ、当然ですよね。フリーになっていきなり稼げる人だったら、サラリーマンでも成功するはずですから。

「一発逆転」は期待しない方がいいでしょう。

 

自分の実績?会社の実績?

ただ、気を付けないといけないのは、「俺は会社員時代に大きな成果をあげてきた!」と思っていても、会社の後ろ盾があったからに過ぎない可能性もあります。

TV局のアナウンサーも独立する人が多いですが、独立後、極端に露出が減ってしまう人がいます。

そのような人は会社からポジションを与えられていただけなのに、自分の実力と勘違いしてしまったのかもしれません。

過去の成果が、自分の力によるものだったのか、会社の力によるものだったのかは考えておいた方がいいでしょう。

 

信頼できる人柄

個人で仕事をする以上、人柄というのはスキルや実績以上に重要な要素です。

スキルが高かろうが、人柄が信頼できない人に仕事は来ません。

成功している人たちは、皆話しやすく、初対面でも気兼ねなく話ができます。

ぶつぶつ文句ばかり言っていたり、話しかけづらい雰囲気を醸し出している人はいません。

そのような態度を取れる人には、自信が感じられます。人はそういう人に仕事を頼みたくなります。

スキルさえあればいいと考えている人は考え直した方がいいでしょう。あなた個人のスキルなんて大したもんじゃありませんよ。

 

営業力がある

最初に紹介した方のように、既に業界内でも有名人なら営業しなくても仕事が舞い込むかもしれませんが、大半の人はそうはいかないでしょう。

スキルや実績があっても、それを自分で売り込まないといけません。

これが意外とできない人が多いようです。

自分には十分なスキルや実績があると思っている人ほど、営業せず待ちの態勢になってしまうようです。

元々研究職やスタッフ系の職種だった人に多いですね。

 

また、「アピールさえすればいい」と勘違いして、相手が興味内にも関わらず一方的に自分のスキルや実績を話し続ける人もいます。

押しさえすればなんとかなると考えている人です。

このような人は嫌われるだけです。

 

ブロガーやアフィリエイターで高い成果を上げている人達も元営業マンが多いですね。彼らが成功できるのは、「顧客の視点に立って、適切なものを訴求力のある謳い文句で、適切なタイミングで売り込むこと」ができるからです。

営業やったことがない人には、この視点がない人が多いです。診断士の合格者でも営業未経験者の出してくる営業施策は自己満足でしかない施策が多いです。「顧客」の視点からものを見ていないのです。

これは頭で考えていても理解できません。自分で営業をして、たくさん断られて、方法を改善してまた売り込んで、というPDCAを回し続けるしかありません。

 

過去に実績がなくても、営業力があれば少しづつチャンスを得ることができ、実績を積み重ねていくことができます。

実績が作れれば営業しなくても仕事が舞い込むようになります。

このような状態になって、やっと収入が安定します。

営業力がないと、安定した収益をあげることは難しいでしょう。

 

フリーになりたい人は営業をやるべき!

もちろん、これらがそろっていれば十分という訳ではありません。成功するためには専門的な知識やスキルも身に付けていかなくてはいけません。

しかし、上記の特性が備わっていれば、最低限、食えなくなることはないでしょう。

 

では、このような力をつける、また自分に力が備わっているのか確かめるにはどうしたらいいでしょうか。

僕がおすすめするのは営業をやるということです。

営業力は営業をやることでしか向上しません。そして営業力は自分の人間性や魅力とも密接に関わってくるので、営業力が磨かれれば自分の魅力も増すことになります。

もちろん営業として数字を上げて、名も上げれば、実績として使うこともできます。

 

また、「自分を売り込む」ということへの心理的障壁も取り払ってくれます。スキルがあるのにそれを上手く伝えられないという人も多いと思います。

営業をやっていればそんなことに尻込みしている場合ではありません。売り込まなきゃ仕事してないのと一緒ですから。

 

営業は言われるほど簡単な仕事ではありません。人柄も大切ですし、相手の立場に立った考え方や、商品の良さを魅力的に伝えるプレゼンスキル、そして失敗にもめげない胆力も必要です。

誰にでもできる仕事ではありません。

でも、それができないと、独立なんて夢のまた夢でしょう。

 

「営業で実績をあげられるか。」

 

これが独立して成功するかの大きなバロメーターです。

「営業やったけど、まったく売上があがらず楽しくなかった」と言う人は独立はやめておいた方がいいでしょう。