ハロワ行ったら人の多さに驚いた。本当に人手不足なのかと。

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昨日、雇用保険の手続きのためにハローワークへ行ってきました。
3月末で退職する人が多いので、窓口には長蛇の列。受付から3時間待たされてやっと登録手続きが終わりました。

自分には縁がない場所と思っていたけど

これまでハローワークってネットの中に存在している場所で自分には行くことの無い所と思っていましたが、思いがけない形で行くことになりました。

行ってみるとものすごい人!。これで本当に人手不足なのかと思ってしまいます。

ミスマッチが多いのでは

暇だったのでどんな人がハロワに来ているのか観察してみました。性別は女性が8割、男性が2割程度と圧倒的に女性多数。年齢は40~50代が圧倒的に多く、次に20代後半から30代(これはほぼ女性)で20代前半や30代の男性はあまり見かけませんでした。僕と同じくらいの年齢の男性はほとんどおらず、僕はその中では少し異質な人間でした。

募集案件を見てみると、圧倒的に多いのが配送業務。運送会社や卸売業のセールスドライバーです。次が特殊な技能を要するもの(建築、設計)や、倉庫内作業(要フォークリフト)です。一般事務的な募集は非常に少なかったです。

募集案件と応募してきている人を見比べると明らかにミスマッチです。応募してきている8割が女性なのに募集が多いのは配送ドライバーやいわゆる「ガテン系」の仕事や技術職です。そのような仕事でも女性が増えてきているとはいえ、ミスマッチでなかなか就職に至らない人も多いのではないでしょうか。

就職した先の条件が違うと相談している人も

僕が登録をしてもらっている時に、隣では就職した先の実際の勤務形態が求人票と違うと相談している声が。僕はただ待っている状態だったので聞き耳を立てて、その40前後の男性の話を聞いていました。

男性「紹介してもらった先に就職したんですけど、勤務形態が求人票と全然違っていて。。勤務は朝8時半から5時15分までってなってたのに、実際は7時半に出勤しなくちゃいけなくて、そこから休憩もほとんどなしで夜8時まで働いているような状態です。それに残業代も全部出ないみたいで。。」

職員「では、こちらから会社の方に条件が違うと相談があったとご連絡させていただいてもよろしいですか。」

男性「今の会社はもう辞めようと思っているので連絡してもらってもいいのですが、今回試用期間で辞めることになってしまうので次の就職活動に影響しないか心配で。。」

職員「会社側に問題があるのであれば仕方ないのではないですか。次の面接のときにもきちんと話せば大丈夫ですよ。」

男性「うーん。。」

とまあ男性側も煮え切らない態度で、隣で聞いてても「さっさと辞めちゃえよ!」と言いたくなってしまったのですが、「経歴に傷がつくのが怖い」というのは、かつては僕もそう思っていましたので気持ちは分かります。

求人票見てても「この条件絶対嘘だろ!」って思うものが沢山あります。僕の前職(一部上場企業)を上回る条件のものもありました。一体どんな会社なのでしょうか。僕の知らない超優良企業なのでしょうか。

ハロワでの求人が胡散臭い理由

それは何といっても企業がハロワに募集を出すのは 無料 だからです。無料で出せるので適当な募集案件がどんどん出てきてしまうのです。

それって違法じゃないの?。そう思われる方もいるかもしれません。
厚生労働省の労働基準法に関するQ&Aにはこう書かれています。

Q.求人誌を見て就職しましたが、求人誌に書いてあった給料や勤務時間などの条件と実際の条件が違っていました。これは労働基準法違反ではないのですか。

A.労働基準法第15条には、労働条件の明示が定められていますが、この条文で言う労働条件の明示とは労働者個々人に対して書面で明示される労働条件のことです。つまり、求人誌やハローワークに掲載されている求人票はあくまでも募集の際に提示する労働条件の目安であり、労働基準法第15条で定める労働条件の明示には該当しません。
~以下略~

引用:厚生労働省ー労働基準法に関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/faq/faq_kijyunhou.html

つまり募集企業との面接や面談で明示された書面が「労働条件」であって、ハロワや求人雑誌の求人票はあくまで目安です。だから求人票には多少嘘があっても違法じゃないですとのことです。 「求人票は目安でしかないんで、ちゃんと契約結ぶ前に雇用者に(書面で)確認してね」 ってことです。

もちろん企業から直接書面で提示された労働条件が嘘なら違法です。また、労働条件を明示しない場合も違法です。

厚生労働省も苦情が多いのかホットラインを開設するなど対策を強化するようです。
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000040696.html

本当は有料にした方がまともな求人は増えるのでしょうが、そうすると案内できる案件が少なくなってハロワとしての役割が果たせなくなる可能性もあるので有料化は難しいと思います。

ハローワークで仕事を探そうとは考えない方がいいと思う。

書いてきたようにハロワでいい仕事が見つかるとは考えない方がいいでしょう。転職を考えるなら転職サイトにでも登録をしたほうがいいと思います。



少し強気に条件交渉してみたら

日本経済新聞:雇用逼迫、成長の壁に 失業率22年ぶり低水準
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC31H3L_R30C17A3EA2000/

日本の2月の完全失業率は2.8%です。これはバブル期並の水準でほぼ完全雇用といってもいい状態です。人手不足で工場が動かせない、宅配便の配送ができないというニュースはよく耳にしていると思います。

これだけ売り手市場なのですから、安易に自分を安売りする必要はないのです。労働条件が守られない、給与が安すぎるという状態ならばより良い条件を模索したり、今の会社に交渉することも必要だと思います。

もちろん自分のスキルや能力も上げていかなくてはいけないのですが、スキルや能力が上がったのであれば給料も上がるべきです。そうなっていないのであれば、もっと貪欲に高い給料を求めることが今の日本の労働者には必要なのです。不当にクビにされたって今の日本で仕事がないなんて状況にはならないはずです。

ブラック企業は貴重な人材を低賃金で使って非効率な業務を行なっています。これは経済学の原則から言えば完全雇用の中では存在しないはずなのです。これだけ人手不足が深刻化している日本でブラック企業は貴重な人材を無駄にする癌です。早く除去しないといけないのです。

能力のある人がもっと貪欲に高い給料を求めることによって、ブラック企業にはまともな人が集まらなくなり、社会から消えていくのです。そうすれば賃金も上昇しデフレ脱却の見通しも良くなると思います。

安易な自分の安売りはやめて、少し強気になってみたらどうでしょうか。